東京から小田急ロマンスカーで約85分——箱根は週末2泊3日で「しっかり旅行した」実感を得られる最良の距離感にあります。今回ご紹介するのは、宿のスタイルを変えながら箱根の多彩な顔を一度の旅で体験するモデルコースです。1日目は全室露天風呂付きの大型旅館でゆっくり温泉を味わい、2日目は仙石原のプライベートヴィラへ移動、3日目は芦ノ湖畔で箱根の絶景を締めに行きます。
このモデルコースの特徴
「温泉旅館→プライベートヴィラ→絶景湖畔」という宿のスタイルを変えながら進む2泊3日です。1日目は箱根小涌谷温泉の大型旅館で本格的な温泉体験、2日目は美術館めぐりと仙石原散策を楽しんだ後に森の中のプライベートヴィラへ、3日目は桃源台・芦ノ湖エリアで箱根の締めを飾ります。宿ごとに体験が変わるため、2泊通じて飽きのこない旅程になります。
1日目:箱根湯本から入り、全室露天風呂付き旅館「箱根小涌園 天悠」へ
新宿からロマンスカーで約85分、箱根湯本に到着。箱根湯本の商店街を散策し、名物の温泉まんじゅうや土産物を見ながら旅の気分を高めましょう。昼食は湯本周辺で箱根そばや蕎麦を楽しんだ後、バスで小涌谷方面へ移動します。
1日目の宿は「箱根小涌園 天悠」(藤田観光リゾート)。全150室すべてに信楽焼の大型露天風呂を備えた旅館で、小涌谷温泉(箱根十七湯の一つ、日量約25,000トンの豊富な湯量)が24時間使い放題です。外輪山側の客室からは明星ヶ岳・塔ノ峰の眺望が広がります。本格鉄板焼レストランやしゃぶしゃぶレストランなど複数のダイニングから夕食を選べるのも魅力です。
2日目:箱根の美術館めぐりと仙石原散策、そしてプライベートヴィラへ
2日目の朝は天悠の温泉でゆっくりスタート。チェックアウト後はバスでポーラ美術館(仙石原)へ。印象派から現代アートまで国内有数のコレクションを誇り、森の中を歩いて向かうアプローチも体験の一部です。昼食はポーラ美術館内のカフェかレストランで済ませましょう。
午後は仙石原のススキ草原を散策——秋は黄金色に染まる草原の絶景が広がります(見頃は10月中旬〜11月上旬)。散策後のチェックインは、15,000坪の森に18棟のプライベートヴィラが点在する「箱根リトリート villa 1/f」へ。全棟に源泉温泉を引き込み、薪ストーブが灯る独立した棟で、完全プライベートな森の夜を体験します。著名シェフによる懐石料理や薪火ダイニングも選択できます。
3日目:桃源台・芦ノ湖で箱根の締め——「箱根・芦ノ湖 はなをり」の棚湯へ
3日目は仙石原から桃源台方面へ。箱根ロープウェイで桃源台駅に降り立つと、徒歩2分で芦ノ湖畔の「箱根・芦ノ湖 はなをり」(オリックスホテルズ&リゾーツ)に到着します。全154室の大型ホテルですが、芦ノ湖を一望する展望露天風呂「棚湯(たなゆ)」は宿泊者でなくても立ち寄り入浴が可能なプランもあります(要確認)。芦ノ湖を眺めながら湯に浸かるこの体験が、箱根旅行のハイライトのひとつです。
「はなをり」の足湯カウンター(7:00〜22:00)でコーヒーを飲みながら芦ノ湖を眺め、旅の余韻に浸る時間もおすすめ。その後、芦ノ湖クルーズ(海賊船)で湖上からの富士山と箱根神社の鳥居を楽しみ、元箱根港エリアで昼食をとってから帰路へ。東京まで2時間弱の旅程です。
アクセス・予約のタイミング
箱根へは新宿から小田急ロマンスカーが便利(約85分)。車の場合は東名高速・小田原厚木道路経由で渋谷から約2時間(週末は渋滞に注意)。箱根フリーパスを購入すれば箱根エリアの電車・バス・ロープウェイ・船がすべて乗り放題になり、交通費を大幅に節約できます。
秋の紅葉シーズン(10〜11月)と春のゴールデンウィークは宿の予約が1〜2ヶ月前に埋まることも。天悠・villa 1/fはともに人気が高いため、旅行日程が決まったらすぐに両方の予約を入れることをおすすめします。
まとめ
宿のスタイルを変えながら進む箱根2泊3日の旅は、温泉旅館の本格的な湯体験とプライベートヴィラのくつろぎを一度の旅で味わえる贅沢なプランです。美術館・自然散策・芦ノ湖クルーズと組み合わせることで、箱根の多彩な魅力をフルに体験できます。早めの計画と予約で、理想の箱根旅行を実現してください。